プロディジーシリーズを手掛ける芸術的な才能

パレードスタジオのアートワークは、常に私たちのスキーコレクションに新鮮で大胆なエネルギーをもたらしてきました。

過去7年間にわたり、アナトール「アナト」ロワイヤーは、パレードスタジオを創作の媒体として活用し、Factionのチームと協力してきました。スキー、音楽、レトロにインスパイアされた美学への情熱を融合させ、時代を超えたビジュアルを生み出しています。彼は、1970年代や1980年代のエンターテインメントエンブレムの鮮やかなルック＆フィールからインスピレーションを得て、このスキーコレクションに懐かしさと個性を与えました。

音楽の精神をデザインで表現し、レトロな雰囲気と現代的な創造性を融合させる彼の作品は、スキー愛好家の世代を超え、ポップカルチャー全体にも響き渡るものとなっています。

プロディジーシリーズ

「プロディジーシリーズはFactionのラインナップの中でもユニークな製品ラインです。本当に長い間愛され続けているアイコニックなスキーであり、ラインナップの中では遊び心のある“おもちゃ”のような存在です。とても汎用性が高く、純粋に楽しむためにデザインされています。グラフィックデザイナーとしての私の役目は、そのストーリーを伝えることです。今年はヴィンテージ感とエンターテインメントにインスパイアされた雰囲気を取り入れました。コンソール、ジョイスティック、アーケード機器といった要素が登場します。

その背後にあるアイデアは、山を巨大な遊び場として表現することでした。プロディジーを使えば、ただただ楽しむことができます。このデザインには、遠くから見ても目を引くビジュアルと、近づいて見たときに繊細なディテールで構成されたパターンが楽しめる複雑なグラフィック技術を採用しました。遠目では主要な形やデザインがはっきり見え、近くで見ると微細なディテールの集合体であることが分かります。これが今シーズンのプロディジーシリーズを生み出した方法です。」

創造の自由

「“Freedom to Create”キャンペーンはFactionの精神、そしてスキー全般の精神に非常に共鳴しています。スキーは過去15年間で技術的にもイメージ的にも完全に革新されました。今日では、メディアにおける役割やコミュニケーションのあり方も変化しています。この哲学は、スキーの本質やFaction内のマインドセットを見事に捉えています。

この関係は素晴らしいもので、創造性を非常に重視しています。私はほぼ完全に自由裁量を与えられており、信頼関係がしっかりと築かれています。そのおかげで、たくさんのアイデアを発展させることができています。試してみてうまくいくこともあれば、そうでないこともあります。でも、この創造の自由と内部プロセスは本当に貴重です。」

パレードスタジオの今後は？

「これからのプロジェクトはとてもエキサイティングで盛りだくさんです。私はパレードブランドを通じて、より一般的な製品ラインを立ち上げ、大胆でユニークなスピリットを継続していきます。このラインには、手に取りやすい製品や、私が愛するブランドとのコラボレーションが含まれます。さらに、10～15個だけの限定版で、デザインに特化した手作りの作品も制作する予定です。

同時に、パレードのラジオ局である“Prose”も続けていきます。広告なしで24時間音楽を流し、コレクターを招いたライブショーも行います。これが今後の概要です！」